骨盤のゆがみについて日本一わかりやすく説明します
町中の整体院や整骨院の看板を見ていると、よく”骨盤矯正”という言葉を見かけます。
その看板を見ただけでは、骨盤を矯正することのメリットが何なのか?
怪しい?オカルト?と思ってしまう人もいると思います。
そもそも「骨盤にゆがみな存在するのか?」「仮に歪んでいたとして、そんなものが病気の原因にはならない」と考える人もいると思います。
なので今日はわかりやすく説明します。
骨盤のゆがみは、あらゆる体調不良の原因になります。
なぜなら、骨盤は背骨や頭蓋骨とつながっており、それがゆがんでいるということは、
背骨や頭蓋骨がゆがんでいることを意味します。
骨盤のゆがみには、先天的なゆがみと後天的なゆがみがあります。
先天的なゆがみは胎児がお腹の中で、頭を圧迫されることにより生じます。
例えば右のおでこが圧迫された胎児は、右の後頭部が膨らみそれが硬膜を通じて右の骨盤を下がり気味にさせます。
後天的なゆがみは、その人の姿勢の癖により生じます。
左の足を組む癖がある人は、左の骨盤が開いて下がります。それにより硬膜を通じて左の後頭部を引っ張り、左の頭蓋骨をゆがませます。
骨盤にゆがみが生じると、背骨や脊髄を包む硬膜にゆがみが生じます。
歪みが生じた場所の、脳脊髄液の流れが悪くないます。
このような流れで、自律神経が乱れていきます。
そう、骨盤のゆがみで自律神経が乱れ、様々な場所の痛みや、不安やイライラなどの精神症状の原因になってしまうのです。
よく、骨盤矯正により腰痛が治るということを聞きますが、あれは骨盤を整えることで背骨の位置が矯正されるという物理的な効果と、自律神経が整って血行不良の場所の血流が改善されるという神経・循環的な効果、自律神経が整うことにより心が安定しるという精神的な効果が絡んでいるのです。
たかが骨盤、されど骨盤。
骨盤1つで内臓や脳の環境まで良くなるということを、知っていただければと思います。
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読んでいただきありがとうございました。
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脳に騙されるな!体が欲するものを食べよう!
体調が悪いときや元気が出ないとき、昔から「精のつくものを食べろ」と言われています。
夏バテの時にウナギを食べると、スタミナがつくなんてことはよく聞きます。
また私が好きな『次郎物語』という映画では、死の病に苦しむ次郎の母親に息子の次郎が、隣町まで出かけて牛肉を食べさせようと買ってきていたシーンが印象的です。
このように夏バテにウナギ、病人に牛肉、古くから日本人は体調不良時には高たんぱく高カロリーの食品を食べると元気が出ると信じられてきました。
その影響もあり、疲れた時や元気がないときは無性に肉や甘い物、味の濃いものが欲しくなります。
そして、それを食べると元気になる気さえしてしまいます。
私が時々読む斎藤一人さんも著書の中で、「元気のないときは牛肉を食べると元気が出る」と断言しています。
これはこれで正しいのだと思います。実際に”言霊”や”引き寄せ”は心を豊かにするうえで必要な時もあります。
私もその手の著書や考え方はどちらかと言うと好きです。
いや、結構好きです。
少し話が脱線しましたが、本題に入ります
体調の悪いときや元気のないときに、高カロリーで高たんぱくの食品をとりたくなるのは、”脳の仕業”です。
実際に食べると、脳内は幸せホルモンに満たされるでしょう。
しかし、体調が悪いときと言うのは、自律神経が正常に作用していないときなので、胃腸など消化器系の活動は停滞しています。
そんな時に高い栄養価のものが腸に送られてくると、どうなるでしょうか?
確実に疲弊します。
最初は、少し胃もたれや便秘程度で済むかもしれませんが、放っておくと全身の倦怠感や食欲不振、不安やイライラ、しまいには不眠やうつ病という形で体に現れます。
最近は”腸は第2の脳”なんて言われ方をしますが、腸は脳より賢いと私は思います。
脳はお腹の調子が悪いと分かっていても、ついついおいしいお肉や甘いアイスクリームを欲しがってしまいます。
そう、脳にはときどき理屈が通用しましません。
ポテトチップスやファーストフードにハマる人もいます。これらの食品には脳が喜びを感じる実質がたくさん入っています。
体に悪いと脳は知っていても、脳は強制的に命令して食べさせてしまいます。
その点腸は、今の体にとって悪いものが入ってくると、吐き気を起こしたり腹痛を起こしたりして、その悪いものを体から出そうとします。
腸は一般的に消化吸収が主な目的と思われがちですが、人間の感情や気持ちを決定する物質は実は腸で作られています。
腸の中で食べ物から、幸せになるために必要なセロトニンやドーパミンと言う物質を合成しているのです。
またそれだけでなく、ビタミンの合成や免疫系の向上も腸内で行われています。
腸は生きるために必要な、人間らしい生活をする機能を担っているのです。
なので、
調子が悪いときは脳の言うことを聞くのではなく、体のことを脳よりもよく知っている腸の言うことを聞くようにしましょう。
体調不良の時に、肉を食べることを繰り返していると、腸内細菌の善玉菌がどんどん減っていきます。
そうなるとどうなるか?
では善玉菌を増やすには、どのよう食事が良いのか?
この記事も参考にしてください↓
ここを自ら考えることが、健康生活への第一歩です。
(まあ、ざっくり言うと”採食中心の腹8分”ですけど)
健康生活への第一歩は、自己実現への第一歩です。
ありがとうございました。
自力で自然治癒力をつける方法
自然治癒力って聞いたことありますか?
最近は巷でよく聞く言葉です。
何故こんな言葉が、世の中に流行り始めているかというと?
やはり、医者に処方してもらった薬では治らない病気があるからです。
薬によっては効果を感じられず、副作用しか感じられないこともあります。
風邪薬や痛み止めや抗うつ薬なんかではよく聞く話です。
西洋医学の限界を感じている人が多いから、自らの自然治癒力を高めようと、健康意識の高い人が増えたのではないでしょうか。
では今日はその自然治癒力を高める方法をお伝えします。
1人で出来る自主トレ的な方法です。
まず知っていただきたいのは、自然治癒力を高めるには副交感神経を働かせること。
これは大前提です。
副交感神経が働くと、内臓の働きが活発になり、血流か改善し、心が落ち着きます。
このリラックスした状態を維持することが副交感神経を活発にするカギです。
もう1つ大事なことは、脳と脊髄の環境を良くすること。脳と脊髄は「脳脊髄液」という液体の中に浸されています。これにより脳と脊髄は栄養を得て、神経の情報伝達を円滑にしています。
脳脊髄液は、①新鮮であること、そして②よく循環していること、この2点が脳と脊髄の環境を良くする条件です。
体調が悪い人の脳脊髄液は、古くなって頭に溜まっていることが多いです。
過去にこんな記事書きましたが
要するに、新鮮な脳脊髄液をよく循環させることをすれば良いのです。
そのためには、体の姿勢を良くしなければいけません。
例えば猫背の人であれば、背骨の上の方で脳脊髄液の循環が滞り、流れが止まってしまいます。
そうなると新しい脳脊髄液の生産が止まり、古い脳脊髄液が溜まっていきます。
体の歪みや不良姿勢はあらゆる体調不良を引き起こします。
そこで個人レベルで日々出来る対策としては、姿勢を良くすること。
いうは簡単ですが実際良い姿勢を習慣化するのは難しくです。
そこでお勧めなのが座禅の習慣。
この時間だけは姿勢を良くして、心を清らかにすると決めるのです。
座禅の姿勢は脳脊髄液の循環を良くるのにもってこいの姿勢です。
首から背中までピンとまっすぐ伸ばし、骨盤を立てる姿勢。
この状態で呼吸をゆっくり行う。
この座禅を15分程度毎日続けるだけで、今まで座禅の習慣がなかった人は何らかの変化を感じることができます。
概ね3ヶ月。早い人で1ヶ月で変化を感じる人もいます。
これが今日紹介したかった自然治癒力を高める自主トレです。
座禅をすることで、ゆっくり呼吸で副交感神経が活発になり、良い姿勢で脳脊髄液の流れが良くなる。
そして自然治癒力が上がる。
シンプルですがこんな理屈です。
読んで頂きありがとうございました。
体に1番良くない油
食生活を改める上で注意すること。
食べ過ぎない。
甘いものを食べない。
塩分を控える。
野菜中心にする。
などなど色々気をつけることが、皆さんの中にあると思います。
でも油についてはどうでしょうか?
揚げ物を食べ過ぎないのは当然考えつくことだと思いますが、体に良い油と体に悪い油があるということは、気にしているでしょうか?
体に良い油は、青魚からとれるDHAやEPA、亜麻仁油やエゴマ油など、いわゆるオメガ3系の油。
そして取りすぎると良くないのが、サラダ油や牛肉の油などのオメガ6系の油。
そして今日は最も良くない油を注意喚起しておきます。
それはトランス脂肪酸。
それは体に良いとされている植物油の多価不飽和脂肪酸が、常温では酸化しやすいということで、その問題を解消するために研究して作られた油です。
油に水素添加することで「オイルをプラスチック化した物」と言われています。
このトランス脂肪酸は自然界では存在しないので、当然自然界で分解されることはありません。
そんなものが体の中に入るとどうなるか?
脂肪で構成されている細胞膜、この膜の構造や働きが正常ではなくなります。
そうなると、活性酸素が発生しそれが体の中にたまります。
この影響を1番受ける臓器が脳だと言われています。脳は約60%が脂質でできています。
イギリスのオクスフォード大学の研究では、このトランス脂肪酸が、注意欠陥多動障害という発達障害の原因の1つになっていると報告しています。
またアメリカ神経学会によると、トランス脂肪酸を多く摂った高齢者は認知症になりやすいと報告されています。
トランス脂肪酸により、細胞膜の変性が起こり、その結果、
脳の細胞膜、神経細胞が異常を起こすと脳の神経伝達物質が鈍くなるということです。
またトランス脂肪酸は動脈硬化の原因で悪玉コレステロールを増やし、病気の予防効果のある善玉コレステロールを減らすと言われています。
そう、トランス脂肪酸は悪い事ずくめなのです。
私たちの周りには、いつの間にかこのトランス脂肪酸を多く含む食品が沢山あります。
マーガリン、フライドポテト、ケーキ、ドーナツ、シュークリーム、アイスクリーム、菓子パン、クロワッサン、カップラーメン
いやぁ、全部美味いもんばかりで困ったものです😓
いやいや、時々食べるのは良いけど、沢山食べるのは体にも心にも良くないので覚えておきましょう。
危険です。
ちなみWHOは、トランス脂肪酸の摂取量を総エネルギーの1%未満にする事を目標として設定しております。
欧米では厳しい規制がかかっている所もあります。
ちなみに日本では、何の規制もありません。
2012年の内閣府の見解は「通常の摂取量では健康被害はない」とのこと。
なるほど。。。
自分の身体を守るのは国ではありません。
自分の体は自分で守りましょう。
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治療家OKAプロフィール:
作業療法士として臨床経験10年以上
日本メンタルヘルス協会心理カウンセラー
統合医療による整体資格
頭蓋仙骨療法施術師
現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している
夏の天然精力剤を食べよう
暑い日が続きますね。
なんだか体がだるくて、夜も寝苦しくて、食事ものどに通りにくくなってませんか?
夏は特に冷たい食べ物や、夏野菜が食べたくなります。
キュウリやトマトがのった冷やし中華なんかは、最高にうまく感じます。
冷たいカフェラテとか、コンビニやスタバで飲むと最高にうまく感じます。
いやいや、そういう季節だからこそ、内臓の事を少し考えなければいけません。
まさに内臓を冷やす食べ物を、無性に食べたくなる季節だからです。
体が冷えるとエネルギー(いわゆる”気”)が不足します。
気虚タイプの体調不良に陥りがちです。
だから夏に気を補う食べ物をとるようにしましょう。
オススメはカボチャです。
これが、夏にお勧めの天然の精力剤。
よく、「冬至にカボチャを食べると風邪をひかない」と言われているとおり、
カボチャは冬の野菜と思われがちですが、
実はカボチャは夏が旬の、夏野菜です。
他の夏野菜は、体を冷やす性質を持っているので、一般的に夏は体は冷え性に陥りがちです。
体を温めて、気を補い、体力をつけるカボチャは、慢性的な疲労感や不定愁訴(なんとなくだるい)、便秘や糖尿病予防に良いと言われています。
気を補い、夏バテを解消して、暑い夏を乗り切りましょう。
”血”が不足している人
健康を維持するうえで、生命エネルギーの”気”の話を以前しました。
気を十分に補うこと、気を体中に巡らすこと、これが重要です。
今日は”血”の話をします。
血も東洋医学の健康の基本「気」「血」「水」の一つ。
健康を構成する3要素の一つです。
血が不足すると、体に栄養と潤いがなくなってしまいます。
脳や筋肉、内臓に細胞栄養を与える血液が不足すると、当然エネルギーを作り出す機能も低下するので、気も不足します。
自律神経症状としては内臓の働きが悪くなるので、消化吸収、そして排泄機能の低下が起こります。
これらの機能が低下した状態を放っておくとが、あらゆる慢性疾患の原因になります。
それでは血が不足している”血虚タイプ”の特徴を挙げていきます。
・夢をよく見る
・不安感がある
・目が疲れやすい
・唇や爪の色が淡い、爪が割れやすい
・尿量が少なく、便がコロコロしている
・髪がパサつく
・皮膚がカサカサする
・手足のほてりや寝汗をかく
・のぼせ感がある
・月経周期が長い、また月経量が少ない
以上の項目に5つ以上あてはまる人は血が不足している”血虚タイプ”です。
血虚タイプの養生法を食事、ライフスタイル、運動に分けて紹介していきます。
オススメ食材としては、黒い食材、赤い食材が原則です。
また野菜を中心にしすぎると血を作る栄養をとれないので、昼食に肉を食べるなど、週に2回くらいは肉を食べるようにしましょう。
黒ゴマ、ヒジキ、くるみ、ニンジン、ホウレンソウ、イチジク、ぶどう、牡蠣、レバー、赤身の肉、牛乳、卵を意識的に摂取しましょう。
ライフスタイルで気を付けることとしては、血虚の原因になることをやらないことです。
血虚の原因になることは、
・無理なダイエット
・朝食抜きや偏食
・夜更かし
・目や脳を酷使するパソコンやスマホやゲーム
これらの行動は血虚の原因になります。
あとはお風呂の入り方としては、ぬる湯の半身浴がお勧めです。
運動としては骨盤周りの血行を良くするために下半身の運動を中心に行いましょう。
ヨガやストレッチ、ウォーキングなどエネルギーを消耗しないで下半身を鍛えられる運動がお勧めです。
激しい運動は慎重に行いましょう。
エネルギーが不足しているときに運動でエネルギーを消耗してしまうと、なかなか回復が難しくなるからです。
疲労が慢性的に取れなかったり、厄介な病気にもつながりかねません。
ではでは、血虚タイプの人は、血とエネルギーを補って元気を取り戻していきましょう。
今日も読んでいただきありがとうございました。
感想や健康相談をコメントで受け付けます。
お気軽にどうぞ。
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プロフィール:
岡本智広
作業療法士として臨床経験10年以上
統合医療による整体資格
頭蓋仙骨療法施術師
現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している
一歩踏み出すなら小さな一歩を
このブログをご覧の皆さんは、どこかしら体調不良があり健康に対する意識が高い方ばかりだと思います。
人生をよくするために健康になり、幸せな生活を送りたいを考えている方ばかりではないでしょうか?
もちろん私もそういう人の役に立とうと思い記事を書いています。
私の記事を読んで、健康への一歩、人生に変化をもたらす一歩を踏み込んでほしいと願っています。
ただここで注意していただきたいことは、その人生を変える最初の一歩が大きすぎるとあまり良い結果にはつながらないということ。
例えば、
毎日夜ご飯を腹12分食べてお風呂上りや寝る前にアイスクリームを食べているのが楽しみだった人(昔の私ですが…)が健康の為と言って急に食事は夕方6時までに腹6分、それ以降は寝るまでに一切食べ物を口にしない。
これはこの人にいとって健康への一歩が大きすぎます。
人間は原始時代から変化を嫌う動物です。原始時代の人間は生活を大きく変化させると猛獣に襲われて命を落とす可能性が高まるので、安全で変化のない生活をするようにしてきました。
その強力な遺伝子プログラムが今日の我々まで受け継がれてきたので、生活習慣の大きな変化を自らの意志で行おうとすると、強力な”抵抗”が働きます。
変化が大きければ大きいほど抵抗は大きくなります。
夜たくさん食べて寝る前にアイスを食べていた人にとって適切な健康への第一歩は、まずは3日間くらい夜の主食を腹8分くらいにする。
あくまで3日間。それが終わったら体の変化を確認して、一度戻してみるかもう少し続けてみるかを決めてみる。
大抵の人は、しばらくして次のステップに自然に進みたくなります。
逆にいきなり、夕食6分、アイスクリームなしにしてしまった人は、大きすぎる変化による強力な抵抗にあってしまい、ある日突然これまでにないような過食に走ってしまう可能性が高まります。
強く変わりたいと思えば思うほど、自分を変えるのは難しくなる。
人間はこのようにできています。
だから”一歩踏み出すなら小さな一歩を”。
この小さな変化を繰り返すこと、これにより人生に大きな変化をもたらしてくれます。
これを心理学用語では「スモールステップの原理」と言います。
健康になるためにも、将来なりたい自分になるためにもこのスモールステップの原理は大事です。
あのイチローも「小さな努力を積み重ねることで、とんでもないところに行ける」と言っています。
将来は病気になりにくい強い体を手に入れたい、また強いメンタルを手に入れたいと思っている人は「そんな小さな変化意味あるの?」と言われるくらい小さな小さな一歩を踏み出しましょう。
そして短期的に結果を出そうとしないでください。短期的に結果を出そうとすると、心と体を病んでしまう可能性が高くなるからです。
長い目で腰を据えて、小さなステップを繰り返しましょう。
ではでは、ありがとうございました。