頭痛を治す頭蓋仙骨療法
頭痛を治す頭蓋仙骨療法
今日は自律神経の働きを整えて頭痛まで治してしまう、頭蓋仙骨療法について説明します。
自律神経のうち、興奮系の交感神経が過剰に働いていると、副交感神経がうまく働きません。
あなたは、最近頭痛や腰痛、肩こり、不安やイライラする回数が増えたりしていませんか?
これらは原因不明と言われていることが多いです。
原因不明と言われている症状は、おおむねストレスが原因で、自律神経の乱れを治すと改善されるでしょう。
頭蓋仙骨療法とは
頭蓋仙骨療法とは、20世紀初頭にアメリカで生まれた整体の治療テクニックです。
頭蓋骨と骨盤(仙骨)の動きである頭蓋仙骨リズムを整え、脳や脊髄を覆う脳脊髄液を流れを改善させる療術です。
脳脊髄液は脊髄や脳を保護したり、脊髄や脳の神経細胞に栄養を与えたりしています。
自律神経が不調をきたすと、この脳脊髄液の流れが悪くなり、あらゆる症状が現れます。
施術により、この脳脊髄液の流れを整えるのが頭蓋仙骨療法(クラニオ・セイクラルセラピー)です。
これにより自律神経が整い、治癒力が上がり、生命力が発動すると言われています。
施術ではどんなことをやるのか?
頭蓋骨と骨盤の後ろの骨を軽くタッチします。
これにより、第一次呼吸と言われている頭蓋仙骨リズムを整えます。
ちなみに、みんなが普段している肺による呼吸は第二次呼吸と言われています。
徒手的に第一次呼吸を整えるようなタッチして、脳脊髄液の循環を促します。
これにより、滞っている古い脳脊髄液が循環し、吸収され新しい脳脊髄液が生産されます。
第一次呼吸を整えた後、硬くなっている頭蓋骨の動きを引き出してい行きます。
これにより、内分泌系の働きが良くなり、ホルモンバランスも改善されます。
調整されるホルモンは、睡眠や成長を促す成長ホルモンなどがありますが、間接的に腎臓から分泌されるノルアドレナリンや、ステロイドホルモン(コルチゾールなどのストレスホルモン)の調整なども行われます。
脳脊髄液を増産は施術の最後に行い、新鮮な脳脊髄液を循環させます。
どんな症状の人に向いているか?
この治療で改善が期待されるのは、脳圧が高く、頭に熱が溜まっていることで起こる症状や疾患です。
いわゆる頭痛の人にはうってつけです。
東洋医学では頭寒足熱が健康を保つ基本と言われていますよね。
つまり、下半身が温かくて上半身は涼しい状態の事こと。足が温かくて頭が冷えた状態です。
この頭寒足熱が健康であるための指標です。
つまりこの逆、頭に熱が溜まっている状態は病気の状態か病気になりやすい状態と言われています。
頭痛のほかに、これらの症状にも効果があると言われています。
不眠、めまい、冷え性、生理不順、眼精疲労、腰痛や肩こり、便秘、イライラや不安症状、
これらはすべて自律神経が乱れたことで起こる症状です。
自律神経失調症やうつ病の症状でもこのような症状が出ますよね。
副交感神経の働きが弱く、交感神経のが過剰に働くとこれらの症状が出ます。
頭蓋仙骨療法を行うことで、副交感神経のスイッチが入り、これらの症状の根本原因が改善されます。
慢性的な体調不良を感じられている方は、是非ご検討ください。
今日も読んでいただきありがとうございました!
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プロフィール:
岡本智広
作業療法士として臨床経験10年以上
統合医療による整体資格
頭蓋仙骨療法施術師
現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している