生きる力を引き出すためのスイーツとの付き合い方
「最近病気がちで、なんとなく体がだるい」
「体力は衰える一方なのに、責任は増える一方だ」
「頭が回らず会社の会議どころじゃない」
こんな人が増えているのでな無いでしょうか?
こんな状態だと、人から言われた何気ない一言に落ち込んだり、キレたりします。
要するに傷つきやすくなり、心が疲れやすくなります。
そんな自分と向き合っていると、これからの人生やってく自信がなくなることがあります。
だからと言って他人や環境が変わるのは現実的ではありません。
他人は基本的に変わらないものだし、彼らもまた私たちの期待に応えるために生きているわけではありません。
環境を変えるということは、ときには職場や家庭を変えるという一大決心が必要です。人生に節目節目にそのような決断をすることが時には重要なこともあります。
しかしストレスを受けるたびに環境を変えていると、それはそれで非常にエネルギーが浪費されます。自分に自信を失いかねません。
一般的に自信を失っているとき、自分の心の持ち方や置かれている環境に原因を求めがちですが、時にはそれ以外の部分にフォーカスして自分を分析するのも大事だと思います。
それ以外の部分とは、"体の仕組み"です。
イライラしたり他人に敵意を感じたり、また理由もなく落ち込んだりするとき、心は疲れます。
このとき体の中では何が起きているのか?を考えるのが今日のテーマです。
人から悪口を言われたからイライラするんだ!と考えるのは簡単です。
でも人から悪口を言われてもイライラせずに平静を保っていられる人も、世の中にはたくさんいます。
全体的に見ればイライラしない人のほうが少数ではあると思いますが、その少数派になるためにどうしたらいいかを考えたいところです。
悪口や嫌なことがあったときの興奮や落ち込みを最小限に抑えるには、体の仕組みを知ることが第一歩だと考えます。
原始仏教では悪いことがあったときのイライラや落ち込みをサンカーラ(心の反応)と言い、このサンカーラを減らしていくことが修行の根幹となります。
つまり2500年前から苦しみの原因は、環境ではなく自分自身にあると言われています。
これをさらに科学的に説明すると、イライラや落ち込みを作っているのは、体内の分泌ホルモンです。
イライラや落ち込みなどの負の感情は、ノルアドレナリンやアドレナリンが原因と言われています。
もちろんこれらの物質は、人が生きていくためには必要な物質でもあります。
ただ何が問題なのかと言えば、過剰に分泌されることが問題なのです。
嫌な出来事があったとき以外にこれらが分泌してしまうことと言えば、甘い物を食べた後です。
特に頻繁に甘い物を食べる習慣がある人は、慢性的に低血糖状態にある場合がほとんどです。
これは他のサイトでも言われている一般的なことですが、理由は急激に血糖値が上がることによりインスリンが過剰に分泌し低血糖状態に陥る。
その状態を回避する1つの手段として、体はアドレナリンやノルアドレナリンを放出し、血糖値を上げるように作用する。
これらの物質は精神を不安定にする作用があります。
アドレナリンの作用としては
・攻撃的になる
・イライラする
・暴力をふるう
・キレる
ノルアドレナリンの作用としては
・不安感
・悲しみ
・強迫観念(絶対にありえないことを心配する妄想)
・恐怖感
・焦燥感(じっとしてられないような焦り)
アドレナリンやノルアドレナリンを必要以上に分泌させないためには、糖質摂取に頼らない血糖値のコントロールが必要です。
そもそも糖質と言うのは、食べ物でとらなくても体内で合成される栄養素でもあるので、必要最低限の摂取で生きていけます。
「主食を抜きましょう」なんて言うつもりはありません。
間食や食後のデザートのケーキやプリンとの付き合い方を少し変えるだけでも、精神面の安定につながります。
普段からこれらを極力食べないようにしていると、特別な日に食べるケーキなどがより一層おいしく味わえます。
糖質制限には賛否両論ありますが、まずは体の仕組みを知って、自分に合った現実的なやり方をいろいろ試してみることが、自分の人生にうまく生かすカギだと思います。
何事も極端なやり方やストイックなやり方は続きません。
それ自体が大きなストレスになれば本末転倒ですから。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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プロフィール:
岡本智広
作業療法士として臨床経験10年以上
統合医療による整体資格
頭蓋仙骨療法施術師
現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している