朝からすっきりしない人、やる気が出ない人、アミノ酸足りてますか?
私たちの食事は、普段何気なく注意していてもやはり、糖質中心の食事内容に偏りがちです。
そうなると、余分なエネルギーが体に溜まってしまい、無駄な体脂肪がついたり、余分な糖質が体のいたるところに酸化ストレスを与えてしまい炎症反応を引き起こします。
この状態は、非常に体が疲れやすく、また代謝が下がっているので太りやすく、動きも自然と重くなります。
朝起きがけに体がだるい、食後に眠くなる、会議中に集中力がなくなるという方は、この糖質の過剰摂取による体調不良に陥っている可能性が高いです。
それに対して、エナジードリンクなどの高糖質、高カフェインのものでごまかして、夜はアルコールで憂さ晴らしている人は、体が徐々に崩壊しいつか悲鳴を上げることになるかもしれません。
そんな人に一度試してもらいたい食養生。
カフェインや糖質以外のもので頭と体をスッキリさせて、やる気を起こさせるもの。
それが、アミノ酸。
頭が冴えて最高のパフォーマンスをできるかどうかは、脳内物質にかかっています。
脳内物質はたんぱく質でできており、さらにその原料はアミノ酸です。
良質なアミノ酸をしっかりとるには、肉や魚、卵や豆乳を適度に食べること。
特に脳内物質の中で感情に影響を及ぼすのがドーパミン、アドレナリン、セロトニン、その中でも特に日中のやる気を起こさせて頭の働きを最高のものにするのがドーパミンです。
そして冷静な気持ちを保って、夜になると眠くなるという睡眠リズムを整えてえくれるのが、セロトニンです。
やる気を引き出す脳内物質ドーパミンの原料となるアミノ酸はL-フェニル・アラニンです。
これは必須アミノ酸の一種で人間の体内では、合成することのできない物質。なので食べ物から取り入れるしかありません。
このL-フェニル・アラニンとビタミンB群をとって、腸内に送ると腸内細菌の働きでドーパミンが合成されます。
それが脳に送られると、やる気がみなぎっていくような感覚が得られます。ちなみにこのドーパミンは恋愛物質とも呼ばれており、恋愛によるトキメキもこのドーパミンが引き起こしている感情です。
L-フェニル・アラニンは肉や魚などの動物性たんぱく質をしっかり食べることにより、体の中に運ばれます。
しかし、元気のない人、体調が悪い人は、内臓が疲れていたり、腸内環境がわ悪くて消化吸収能力が落ちている人が多いと思います。
そのような方が、無理なく負担なくL-フェニル・アラニンを含む必須アミノ酸をバランスよくとるにはどうしたらいいのか?
私なりの答えは2つあります。
1つは卵を食べること。
卵にはL- フェニルアラニンを含む9種類の必須アミノ酸が完璧なバランスで入っています。この状態を「アミノ酸スコア100」と言います。
内臓に負担をかけない形で卵を摂取するには、生卵か半熟の温泉卵の状態で食べるのがいいでしょう。
そして、もう1つの方法はプロテインを摂取すること。
プロテインはたんぱく質という意味ですが、元の語源はギリシャ語の”プロティオス”で「一番大切な物」と言う意味を持ちます。
ドラックストアやスポーツ用品店でプロテインを選ぶ場合、大豆プロテインかカゼインプロテインを選んでください。
ホエイプロテインというものもありますが、これはガチでスポーツする人向けの吸収に優れたプロテインです。さほど本気で運動しない一般人には肝臓に負担がかかり不向きです。
大豆かカゼインのプロテインでアミノ酸スコア100と書いてあるものがお勧めです。
最後に、
アミノ酸を意識してとることにより、エネルギーを得ることをお勧めしましたが、効果を得るために少しずつでもいいので糖質を減らすように意識してください。
いくらアミノ酸を肉や魚やプロテインから摂取しても、今まで通りの糖質過多の生活を送っていては、逆にカロリーオーバーになりさらに内臓に負担をかけることになりかねません。
当然効果も得られません。
正しい努力を正しい方法で実践していれば、必ず効果が得られます。
是非、お試しあれ。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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プロフィール:
岡本智広
作業療法士として臨床経験10年以上
統合医療による整体資格
頭蓋仙骨療法施術師
現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している