生きる力を引き出すコラム

治療家として生きるOKAのブログ。主に心に元気がない方や自律神経症状、ストレスからくる慢性疾患の方の人生を好転させることを目的としたコラムを書いていきます。

運動で痩せようとしてはいけないたった1つの理由

美しい体形は、体や心の健康を保つうえで重要なことです。

 

健康で調和のとれた体は、内臓の働きがよく、お通じが毎日しっかりあり、血行が良く体温が高く保たれているため、代謝が良好です。

 

つまり便秘にならないから老廃物をため込むことが無く、脂肪も燃焼しやすい体。

 

このような体は疲れが溜まりにくく、脳の働きもいいので常に頭がすっきりしていて、何より、自律神経が整っているため精神的ストレスを引きずることは、少ないと言えるでしょう。

 

 

逆に、好きなものをたくさん食べて常に太っている人は、内臓に負担をかけているから便秘がちで、血行も悪く体温が低いため、代謝も悪くなりがちです。

 

体が重いと腰や膝に負担がかかり、痛みが出るため精神的ストレスも人より溜まりやすいと言えるでしょう。

一般的に自律神経は乱れている人が多いです。

 

 

そんな太った人が取り組むのが、ダイエット。

痩せるための活動としてのダイエットです。

 

ここで健康を取り戻すために、痩せた体を手に入れる試みは素晴らしいことなのですが、このやり方に注意が必要です。

 

体重を落とすためには、あくまで健康を維持しながらできることをやる必要があります。

 

 

 

多くの人が、体重を落とすために有酸素運動を実践します。

 

続けられる運動として、軽いジョギングを30分程度実践してみる。

 

それで結果が出ないならさらにもう30分増やしてみる。

 

 

このダイエットが一番悪いパターンなのです。

 

 

なぜなら、運動はみんなが思っているより、体重を減らす効果がだいぶ低いからです。

 

はっきり言います、運動だけで体重を減らすのは非常に効率が悪いです。

 

絶対にお勧めしません。

 

 

例えば、30分の軽いジョギングを30分続けても、消費できるカロリーは200Kcal程度です。

これは食べ物に換算すると、ピザ一切れ分。

 

皆さんはピザ一切れを、どのくらいの時間で食べれますか?

 

時間にしてせいぜい1分か2分でしょう。

 

ちなみに時速8Kⅿの軽いめのジョギングペースで30分走ると、距離にして3.5Kⅿ程度です。

時間がかかるだけではなく、けっこう疲れます。

きつい!しんどい!って感じるでしょう。

 

それに厄介なのが、運動をした後は達成感があります。

達成感があると、どうしても人間と言うものは弱いもので、自分にご褒美をあげたくなります。

 

例えば、ご褒美として晩酌のビールを1本追加して2本にすると、300Kcalの摂取となり、糖質は20グラムもとることになります。

 

これで30分のジョギングは帳消し、どころかむしろマイナス。

 

これならジョギングなんかしないほうが、まだましかもしれません。

 

また、運動すると人はその分お腹がすくように出来ています。特に糖質が欲しくなります。

 

30分のジョギングのご褒美に、菓子パンを食べてしまったら、200Kcal消費して400Kcalを摂取することになります。

 

仮に、自分にご褒美をあげないように我慢するにしても、体重50Kℊの人が1Kℊ体重を減らそうとすると、7200Kcalのエネルギーを消費しなければいけません。

 

これは30分のジョギングを、36日間休みなく続けることになります。

 

36日間続けて減る体重はたったの1Kℊですよ。

 

どうですか?

運動だけで、体重を減らそうとすると、これだけの時間を割いて、こんなしんどい思いをしなければいけません。

忙しいビジネスマンにできますか?

次の日に疲れをため込まない自信ありますか?

ご褒美なしでモチベーションを保てますか?

 

 

私は体重を減らしたい人に決して運動だけで痩せることをお勧めしません。

 

理由はあまりにも効率が悪く、体に負担がかかるからです。

特に忙しいビジネスマンがこの方法を選ぶことは、危険です。

疲労を貯めて慢性疲労症候群になったり、無理に無理を重ねて心疾患や脳血管障害になること考えられます。

 

あまりにも割に合いません。

 

30分ジョギングするより、ピザ1切れ我慢するほうがよっぽど効率的で健康にいいです。

 

私は運動を全面的に否定してるわけではありません。

運動には、基礎代謝を高めたり、血行を良くしたり、セロトニンドーパミンを脳内に増やす効果もあります。

でもその運動は、食事の管理をしっかりやるという大前提があって行われるべきです。

 

 

食事を見直すことから逃げて、運動ばかりに偏ったダイエットを続けていると、必ず健康を損ねます。

 

 

食事を見直すことで体重をコントロールしたほうが、体に負担をかけずにかつ時間を有効に使えます。

そのうえで補助的に運動をするほうが、運動から得られる恩恵も大きいでしょう。

体重減少以外の恩恵を感じられます。

 

 

最後に言います。

運動だけでは、ダイエットの効率が悪すぎます。

 

 

今日もありがとうございました。

 

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プロフィール:

岡本智広

作業療法士として臨床経験10年以上

日本メンタルヘルス会心理カウンセラー

統合医療による整体資格

頭蓋仙骨療法施術師

現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している