生きる力を引き出すコラム

治療家として生きるOKAのブログ。主に心に元気がない方や自律神経症状、ストレスからくる慢性疾患の方の人生を好転させることを目的としたコラムを書いていきます。

”血”が不足している人

健康を維持するうえで、生命エネルギーの”気”の話を以前しました。

 

気を十分に補うこと、気を体中に巡らすこと、これが重要です。

 

今日は”血”の話をします。

 

血も東洋医学の健康の基本「気」「血」「水」の一つ。

 

健康を構成する3要素の一つです。

 

血が不足すると、体に栄養と潤いがなくなってしまいます。

 

脳や筋肉、内臓に細胞栄養を与える血液が不足すると、当然エネルギーを作り出す機能も低下するので、気も不足します。

 

自律神経症状としては内臓の働きが悪くなるので、消化吸収、そして排泄機能の低下が起こります。

 

これらの機能が低下した状態を放っておくとが、あらゆる慢性疾患の原因になります。

 

 

 

それでは血が不足している”血虚タイプ”の特徴を挙げていきます。

 

・夢をよく見る

・不安感がある

・目が疲れやすい

・唇や爪の色が淡い、爪が割れやすい

・尿量が少なく、便がコロコロしている

・髪がパサつく

・皮膚がカサカサする

・手足のほてりや寝汗をかく

・のぼせ感がある

・月経周期が長い、また月経量が少ない

 

以上の項目に5つ以上あてはまる人は血が不足している”血虚タイプ”です。

 

 

血虚タイプの養生法を食事、ライフスタイル、運動に分けて紹介していきます。

 

オススメ食材としては、黒い食材、赤い食材が原則です。

また野菜を中心にしすぎると血を作る栄養をとれないので、昼食に肉を食べるなど、週に2回くらいは肉を食べるようにしましょう。

 

黒ゴマ、ヒジキ、くるみ、ニンジン、ホウレンソウ、イチジク、ぶどう、牡蠣、レバー、赤身の肉、牛乳、卵を意識的に摂取しましょう。

 

ライフスタイルで気を付けることとしては、血虚の原因になることをやらないことです。

血虚の原因になることは、

・無理なダイエット

・朝食抜きや偏食

・夜更かし

・目や脳を酷使するパソコンやスマホやゲーム

これらの行動は血虚の原因になります。

あとはお風呂の入り方としては、ぬる湯の半身浴がお勧めです。

 

運動としては骨盤周りの血行を良くするために下半身の運動を中心に行いましょう。

ヨガやストレッチ、ウォーキングなどエネルギーを消耗しないで下半身を鍛えられる運動がお勧めです。

激しい運動は慎重に行いましょう。

血虚タイプと気虚タイプは共存している可能性が高いからです。

エネルギーが不足しているときに運動でエネルギーを消耗してしまうと、なかなか回復が難しくなるからです。

疲労が慢性的に取れなかったり、厄介な病気にもつながりかねません。

 

ではでは、血虚タイプの人は、血とエネルギーを補って元気を取り戻していきましょう。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

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プロフィール:

岡本智広

作業療法士として臨床経験10年以上

日本メンタルヘルス会心理カウンセラー

統合医療による整体資格

頭蓋仙骨療法施術師

現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している