生きる力を引き出すコラム

治療家として生きるOKAのブログ。主に心に元気がない方や自律神経症状、ストレスからくる慢性疾患の方の人生を好転させることを目的としたコラムを書いていきます。

治療家は体を治すことだけが仕事なのか?

治療家と聞いて思い浮かべることは何か?

 

資格でいうと医師、鍼灸師や按摩マッサージ師、

 

柔道整復師や病院で働く理学療法士作業療法士を思い浮かべるでしょう。

 

国家資格ではないがカイロプラクターやオステオパシードクターもそう。

 

またそれらの資格を持たずに独自の治療哲学で人を治す、整体師もまさに治療家です。

 

 

治療家と言うのは資格はあまり関係ものです。

 

国家資格を持っていても医師を含め、患者さんを治せない治療家はたくさんいます。

 

しかし資格を持たなくても治せる治療家はたくさんいます。

 

治療家と言うのは仕事ではなく、そもそも生き方だと思うのです。

 

 

この部分をしっかり軸に出来ている人は、治療家人生が長く続けられます。

 

治療家は生き方だと分かっている人はお金に執着せずに、しっかり患者さんに寄り添うことが出来る。

 

だから未熟な治療法を患者さんに試して、患者さんを危険な目にあわすことはありません。

いや、まったくないかはわかりませんが、その可能性はごく低くなります。

 

 

さて、数ある医療機関、治療機関の中から整体や鍼灸マッサージ、自費診療院に訪れる患者さんは何を本気で求めているのでしょう?

 

体が良くなれば満足するのでしょうか?

 

実際に痛みが取れて、動きが軽くなれば満足される患者さんはたくさんいるでしょう。

 

直接の悩みである主訴が、施術によって解決されたのだから。

 

しかし病気の根本的な原因は何なのでしょう?

 

私は今までのブログで病気の根本原因は、ストレス、体力の無さ、自律神経の乱れ、食生活、生活習慣であると伝えてきました。

 

それはすべて正解。

それはすべて間違ってはいないこと、とても重要で今後もこのコラムで伝えていかなければならないことだと思っています。

 

しかし、もう一歩踏み込んで、もっと大事な根本的な原因があると思います。

 

それは、生き方

 

私が乱れた食生活や過度な仕事の追い込みで。精神的にも身体的にも体調を崩した時に、藁にもすがる思いで本を読み漁りました。

 

家から出られずにアマゾンで本を注文して、布団にこもって本を読むことくらいしかできない時期もあったからです。

 

 

その時、読書する中で私の心に印象に残った言葉、

 

病気はその人の生き方に無理があるという体からのメッセージ。

病気は潜在意識から愛のメッセージ。

 

この旨を伝えている本が何冊かありました。

 

最初はあまり気にしなかったのですが、日に日にそのことを実感するようになってきました。

自分の人生や、病気になった両親の人生、妊娠中に大病を患った妻の人生を想像でさかのぼり、健康な人生を送っている人とどう違いのか考えました。

 

それぞれの人生の節目に、やはり無理な生き方が垣間見えました。

 

病気になった人の生き方が間違った生き方だと断罪する気は決してありません。

 

人間は弱い生き物で、生まれた時から聖人のように清らかで罪のない生き方をできる人はいません。

いるとしたら、お釈迦さまやイエス・キリストくらいでしょう。

 

 

特に現代のような文明社会は誘惑の刺激がたくさんあり、努力次第で大金持ちになれたり、たくさんの異性にモテたりするので、煩悩をもって生きることはごく普通うことです。

 

しかしその煩悩が過度にふくらみ、人の心の欲をいたずらに刺激するようになると、理性が徐々に崩壊していきます。

そうなると、本来の幸せが金銭や名誉欲などが基準のすべてとなり、時には他人の不幸の上に自分の幸せが成立してる感覚に陥ってしまいます。

 

こうなると、この生き方は無理な生き方となります。

 

自分が認められないと他人を恨んだり、他人より収入が少ないと体調を崩してでもさらに職場で出世を目指したりします。

 

生き方探しこそ、治療家の仕事の醍醐味!

 

治療家にとっての仕事とは、体を治すことだけではありません。

 

症状が取れたら患者さんの人間性に寄り添い、生き方のヒントを共に探る姿勢が大事だと私は思います。

 

生き方を指南できる治療家は真の治療家。

 

どんな病気の患者さんも、患者さん自身の力で克服させてしまうでしょう。

 

もちろん、根本的な克服です。

 

 

ロゴセラピーで知られる、オーストリア精神科医ビクトール・フランクルは自分の人生を一言でこう綴っています。

 

「私はほかの人々が人生の意味を見出すことに、自分の人生を見出したのです」

 

人生の意味、働くことの意味を見いだせないまま、金銭や地位、名誉求めて生き続けてもむなしいだけです。

 

心が乾いたままやみくもに働き続けて、メンタルヘルスに不調をきたしうつ病などの精神疾患になる人は少なくありません。

 

日々の生活や仕事に意味を見出し、使命感を持って仕事を続けることが出来れば、その人は心の深い部分で満たされます。

 

おのずと心は健康になっていき、身体的な病気にもかかりにくくなるでしょう。

 

自律神経が整って自然治癒力が高まり、病気になりにくい体になるのは、その人にあった正しい生き方をしたことによる副次効果なのです。

 

何より心と体が満たされいる証拠でしょう。

 

良い治療家いうのは、症状を治すだけでなくその人の生き方を改善する援助ができる治療家のこと。

 

それが治療家の仕事で一番大事なことだと私は思います。

 

 

 

 

 

思ってる事熱く語っちゃいました。

 

 

ありがとうございました。

 

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プロフィール:

岡本智広

作業療法士として臨床経験10年以上

日本メンタルヘルス会心理カウンセラー

統合医療による整体資格

頭蓋仙骨療法施術師

現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している