人生からの問いかけ
これまでこのコラムでは、人の体についてのことや、食生活について中心に書いてきました。
これからもそのような記事、明日からでも使える内容の記事を書いていきます。
今日は、心の持ち方について書いていこうと思います。
人生を送る上で必要な心の持ち方。
夢をかなえるうえで必要な心の持ち方。
体について知ることや食生活を改めることも、健康になって自己実現するには非常に大切なことですが、心の持ち方を考えることも、自分の軸を作るうえで欠かせない作業です。
私は趣味で心理学の本を時々読みます。
実は読書は苦手なので、あまり難しい内容の本は読めません。
でも読書は苦手だけど好きなので、むつかしい内容の本をわかりやすく解説してある本をよく読みます。
海外の哲学者や心理学者の本を日本人が分かりやすく解説した、リメイク版のような本です。
それでも何とかぎりぎり理解できる程度なので、一冊を一気に読破することはできません。
読書は好きだけど、苦手なので(笑)
良いときで1日1時間、短いときで1日5分、まあ30分未満の日がほとんどですが。
このなんちゃって読書習慣によって、いままでどれだけ心を救われたかはかり知れません。
私が読書を始めたのは、かなりいい大人になってからです。
それまで恥ずかしながら、仕事に関する専門書以外読んだことがありません。
哲学や心理学、自己啓発本など、はっきり言ってこの手の本は馬鹿にしていました。
でも自分の親や家族が病気になり、仕事もうまくいってなかったときに、私自身が心を病んで生きることが辛くなった時期がありました。
そんな時に、とある民間の心理カウンセラーの本を手に取って読みました。
心理学について、非常にわかりやすく、心理学の面白さを絵本に例えたりして表現し、誰にでも伝わりやすく書いてある本でした。
本当に自分はその本に出合えて運が良かったと思います。
そんなきっかけで読書を始めて、私の心の軸になりつつある心理学が、
ビクトール・フランクルのロゴセラピーという分野です。
ビクトール・フランクルはオーストリアの精神科医・心理療法家で、アウシュビッツに収容されていた体験をまとめた『夜と霧』という本は世界的に有名な本です。
私が生きる意味を見失いかけた時に、フランクルの根本的な思想を知ることでかなり復活できた部分があります。
今でも完全に頭に入っているわけではないのですが、困難にぶち当たったときに思い出すようにしています。
それを僭越ながら紹介します。
人間が人生の意味は何かと問う前に、人生のほうが人間に問いを発してきている。
だから人間は、本当は生きる意味を問い求める必要はないのである。
人間は人生から問われている存在である。
人間は生きる意味を求め、問いを発するのではなく、人生からの問いに答えなくてはならない。
そして、その答えは人生からの具体的な問いかけに対する具体的な答えでなくてはならない。
『医師による魂の癒し』
人生から問われている存在、そんなふうに思うことで、自分の人生ので何ができるか?
限りある人生の時間の中で何ができるか?
そう考えると少しだけ生きる力が湧いてきます。
何度も何度もこの言葉を思い出すうちに、とんでもないくらい生きる力が湧いてきます。
このブログを書くうえでも、常に自分が人生から問われていることを意識して書いています。
沢山のアクセス数なんてなくてもいい。
一日に一人でもいい。その一人の人の健康にわずかにでも貢献できれば、それでいい。
それだけでも十分に意味のあること。
私が読者登録しているブログも、きっとそんな使命感から書かれているものも多いと思います。
自分の病気の体験談でほかの人を勇気づけたい。
花や葉っぱの育った記録をみて心なごんでもらいたい。
プラモデルの製作記録を見てもらい、楽しさを伝えて人を元気にしたい。
そんな使命感を感じるブログだから、本当に私自身が心に栄養を与えられます。
自分に自信がないとき、生きるのが辛いとき、何のために節制して健康になろうとしているのか分からなくなったとき。
そんな時こそ、自分の人生から何かを問われているということを思い出してください。
生きる力が引き出されます。
ではでは。
メールフォームで相談受け付けます。
P・S
こんな記事を書いた私にオススメ本があれば、ぜひ教えてください。