生きる力を引き出すコラム

治療家として生きるOKAのブログ。主に心に元気がない方や自律神経症状、ストレスからくる慢性疾患の方の人生を好転させることを目的としたコラムを書いていきます。

"気"の巡りが悪い人

東洋医学では気、血、水の3要素が体の中を巡り、心と体の健康のバランスを保っていると言われています。

 

気は生命活動を正常に行うためのエネルギー。

 

血はそのまま血液のこと。

 

水は血液以外の水分のこと。主に脳や内臓、体のあらゆる細胞に栄養を与える水分の事です。

 

 

前回のコラムで気が足りない気虚体質の特徴と対策をお話ししました。

 

今日は気が足りていて、体への巡りが滞っているタイプ、気滞体質についてお話します。

エネルギーが体内に巡らずに滞っているイメージです。

 

気が何らかの理由で体内に巡らず停滞している人は以下のような特徴があります。

 

・イライラしやすく怒りっぽい

・ため息をよくつく

・わき腹が張る

・げっぷが出やすい

・緊張すると具合が悪くなる

・喉や胸がつかえた感じがする

・月経前に具合が悪くなりやすい

・拒食と過食を繰り返す

・頭痛が起こりやすい

・食事が不規則になりやすい

 

以上の中から5つ以上当てはまる人は気が滞っていると言えるでしょう。東洋医学、漢方の世界では気滞タイプと言います。

 

私のこれまでの臨床経験では、運動不足で食べ過ぎるタイプの人がこの気滞タイプになりやすいです。

食事でエネルギーは取り入れるが、運動でそのエネルギーを巡らさないとエネルギーが体に停滞して悪さをします。

 

また気が滞ると本来頭から足へ流れる気の流れが逆流して、自律神経に不調をきたします。このタイプの人は頭に熱がこもっている人が多いでしょう。

 

脳脊髄液が頭に溜まっている状態なので、頭蓋仙骨療法で滞りを解消することができます。

 

 

しかし根本的な解決策としては自分で養生する術を習得しなければいけません。

 

食事の改善として、

セロリやしゅんぎく、ニラ、シソ、しょうが、パセリ、みつば、ミントなどの香味葉野菜を取るといいでしょう。

果物ではみかんやグレープフルーツなどの柑橘類、

飲み物はジャスミン茶がオススメです。

 

あと食事全般を少なめにしていくことも重要です。

これはなかなか簡単ではなく、強い意志が必要になりますが、食べることに対する執着という今までのパターンを思い切って断つ。それをしない限り人生は好転しません。

 

少しずつ、まずは1日だけでもいい。腹八分で種類豊富な食材を摂るをそれができれば少し休憩して今度は3日続けてみること。

小さな一歩を踏み出せれば体質改善はすぐそこです。

 

 

食事以外では、入浴時に入浴剤やみかんを湯に入れて香りを楽しみながら入浴すること。出来れば半身浴で20分以上。

これにより代謝も上がります。

 

 

運動としては、ヨガなどの呼吸とストレッチを使う運動はオススメ。

気虚体質がなければ気滞体質の人は少し息が切れるくらいの有酸素運動をしたほうが良いです。早歩きや軽めのジョギング、エアロビクスも良いでしょう。

 

 

エネルギーを十分にとって体に巡らすことは自律神経を整える基本です。自律神経を整えることは健康に生きる人生の基本です。

 

健康を手に入れて、愛と冒険あふれる人生にしましょう!

 

ありがとうございました。

 

 

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プロフィール:

岡本智広

作業療法士として臨床経験10年以上

日本メンタルヘルス会心理カウンセラー

統合医療による整体資格

頭蓋仙骨療法施術師

現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している