体に1番良くない油
食生活を改める上で注意すること。
食べ過ぎない。
甘いものを食べない。
塩分を控える。
野菜中心にする。
などなど色々気をつけることが、皆さんの中にあると思います。
でも油についてはどうでしょうか?
揚げ物を食べ過ぎないのは当然考えつくことだと思いますが、体に良い油と体に悪い油があるということは、気にしているでしょうか?
体に良い油は、青魚からとれるDHAやEPA、亜麻仁油やエゴマ油など、いわゆるオメガ3系の油。
そして取りすぎると良くないのが、サラダ油や牛肉の油などのオメガ6系の油。
そして今日は最も良くない油を注意喚起しておきます。
それはトランス脂肪酸。
それは体に良いとされている植物油の多価不飽和脂肪酸が、常温では酸化しやすいということで、その問題を解消するために研究して作られた油です。
油に水素添加することで「オイルをプラスチック化した物」と言われています。
このトランス脂肪酸は自然界では存在しないので、当然自然界で分解されることはありません。
そんなものが体の中に入るとどうなるか?
脂肪で構成されている細胞膜、この膜の構造や働きが正常ではなくなります。
そうなると、活性酸素が発生しそれが体の中にたまります。
この影響を1番受ける臓器が脳だと言われています。脳は約60%が脂質でできています。
イギリスのオクスフォード大学の研究では、このトランス脂肪酸が、注意欠陥多動障害という発達障害の原因の1つになっていると報告しています。
またアメリカ神経学会によると、トランス脂肪酸を多く摂った高齢者は認知症になりやすいと報告されています。
トランス脂肪酸により、細胞膜の変性が起こり、その結果、
脳の細胞膜、神経細胞が異常を起こすと脳の神経伝達物質が鈍くなるということです。
またトランス脂肪酸は動脈硬化の原因で悪玉コレステロールを増やし、病気の予防効果のある善玉コレステロールを減らすと言われています。
そう、トランス脂肪酸は悪い事ずくめなのです。
私たちの周りには、いつの間にかこのトランス脂肪酸を多く含む食品が沢山あります。
マーガリン、フライドポテト、ケーキ、ドーナツ、シュークリーム、アイスクリーム、菓子パン、クロワッサン、カップラーメン
いやぁ、全部美味いもんばかりで困ったものです😓
いやいや、時々食べるのは良いけど、沢山食べるのは体にも心にも良くないので覚えておきましょう。
危険です。
ちなみWHOは、トランス脂肪酸の摂取量を総エネルギーの1%未満にする事を目標として設定しております。
欧米では厳しい規制がかかっている所もあります。
ちなみに日本では、何の規制もありません。
2012年の内閣府の見解は「通常の摂取量では健康被害はない」とのこと。
なるほど。。。
自分の身体を守るのは国ではありません。
自分の体は自分で守りましょう。
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治療家OKAプロフィール:
作業療法士として臨床経験10年以上
日本メンタルヘルス協会心理カウンセラー
統合医療による整体資格
頭蓋仙骨療法施術師
現在訪問リハビリの仕事をする傍ら、自費診療で地域の方を施術している